金光 宏泰 ○○△
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自分の体験の中で、どこで何を食べたのが一番楽しかったかを考えると、
それは岡山県にある祖父の家の畑で、畑の作物を収穫してその場で食べた事だと思った。
その体験のように、畑の作物をその場でとって一番新鮮な状態で食べるという食体験は非常に豊かな体験だと思う。
今回は、そうした体験ができる食空間として、田舎の畑がそのまま盛り上がって食べる場所ができるような、
畑と一体化した空間を作った。

藤井:イメージは分かるが具体性がない。例えばこの上段にあがる階段がないがどうやってあがるのか。
もっと踏み込んで提案したら良いと思う。
萩原:立地をちゃんと考えてみたらどうか。
古谷:人間は野生の動物ではないから、芝生の上で一枚のピクニックシートをひいて食事をするように、
絶対に何らかの空間を求めてしまう。
畑でそのまま座って食べるというのでなく、
畑の絨毯の上に自分が載っているというような感覚をつきつめてデザインしてみたら。
例えばジャン・ヌーヴェルのサンジェームスホテルは、ベッドの高さと窓の高さ、
周辺のブドウ畑の関係が緻密に調整されていて、
本当にブドウ畑の上スレスレのところに寝ているような感覚を覚える。
これはまさに回りの環境の中で自分が際立って作った場所、まさに「場所」といえるものだと思う。
さらに思い出したので付け加えておくと、
かつてのくまもとアートコンペの塚本+貝島の案で参考になるものがある。
このコンペは、新しい無人野菜販売所を提案しろというものだったが、
彼らの案は2mキューブの土のかたまりを作り、そこに水平に大根などの野菜が突き刺さっているというものだった。
お客さんはそこから野菜を引っこ抜いて購入する。
これは収穫を疑似体験させるものだが、収穫という「モーション」をデザインしたとも言える。
そういうことをいろいろと考えてみるとこの案はもっと良くなったと思う。
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by enshu07 | 2007-07-11 17:31 | 第4課題
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