設計演習D/Eレビュー
設計演習D/Eレビューのお知らせ

日時: 1月30日(水)15:00〜18:00
場所: 製図講評室

TAによる設計演習の一年間のレビューです。
ブログにはない内容もたくさん盛り込んで、現在準備をしています。
たくさんの参加お待ちしてます!

演習TA
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# by enshu07 | 2008-01-23 23:56 | 連絡
西野 安香 ○○○○

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清水寺のように斜面に建つ建築は、基本的には自然の斜面を人工的に水平面に矯正し、その上に構築されている。建築物は基本的に水平と鉛直の要素によって作られているが、今回は、自然の造形に沿って傾くという要素も考え、それらの組み合わせから新しい斜面建築の可能性をスタディし、実際の建築計画への応用を試みた。

古谷:前から言っていることだが、エスキスとはいえ表現のクオリティが必要で、この模型は人に何かを伝えようとする誠実さが感じられる。また、たくさんのスタディだけで終わらせず、それをディベロップしたというのが良い。いくつかのスタディで見られる、ひょうきんに飛び出た黒い部分の感じに本人は面白さを感じているとのことだが、このような皮膜で包みこんでしまったことでそれが消えてしまっているのではないか。現在のこのデザインが変だというつもりは無いが、本人が感じたというその面白みというのはこの形では表現しきれていない。
萩原:コンセプトワークの段階は良いのだが、最終形でのラッピングの形の根拠が稀薄。斜面の茶色がめくりとられて発生した形という深読みもできるが、自由な皮膜がどういう発生のしかたをしているのか、もう少しそこを考えて欲しかった。
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# by enshu07 | 2007-12-27 22:41 | 第5課題
李 恵利 ○○○
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ショートケーキの断面から建築が作れないかと思った。
ショートケーキは外観からは内部の階層を察知することができないという点から、それを地形と建築の関係に当てはめ、建築物を垂直に建ち上げたときには床が傾いて見え、建築物を斜面に傾いて設置してはじめて床が水平なものとして使えるという住宅を考えた。また、ショートケーキでいうイチゴに相当する部分が球体の部屋となって、層をまたぐように設置されている。

古谷:前回、谷川俊太郎の別荘(設計:篠原一男)を見てみるとよいと言ったが、普通なら鉛直水平にたつはずの建築物が、斜面とせめぎあい、どちらに合わせるかという葛藤の中に斜面建築の面白みは生まれるはず。今回の案では、イチゴがその役割を果たせるのではないか。球体の部屋は周りのスラブの角度の干渉を受けないので、それがヒンジのような役割を果たしてそのせめぎ合いをどうにか解決できたのでは。
萩原:斜面の上と下、空中と地面で建築と斜面の関係がまったく違うんだと言っても良かった。また、ヒンジのようなイチゴ部屋が建築のコーナー部分で出てくるなどの操作を行っても良かった。今のままでは建築の外観が箱として見えすぎてしまって斜面との関わりがあまり感じられない。
さらに、斜面とスラブという両方の角度が出てきた空間を活かしきれていないように思う。斜面のラインが建築内部でも感じられるような空間を作ってみたら良かった。
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# by enshu07 | 2007-12-27 22:40 | 第5課題
岩田 英里 ○○○

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前回の中間エスキスでは谷口吉生のMoMAを取り上げ、あれが断面の建築であるという分析を行った。今回は、そこから着想を得て、断面を感じるような建築模型を作った。断面というのは、切断されていながらも、離れている2つの関係が連続して見えるときにはじめて現れてくるものである。それを感じさせるように連続感のある渦巻き上の平面プランを斜めに切断し、断面的な建築を建ち上げた。この2つに分かれた棟の間では目線が交わされ、アクティビティの面からも連続性を感じさせるようになっている。

古谷:これは今回の課題を巧妙にずらして解釈されている。断面「図」的な断面を考えてきたのではなく、「切」断面というものを考えてきている。前回、平面図は論理的に頭の中で再構成することで初めて感じられ、断面は直感的に感じることができると言ったが、この模型の断面は平面でも解釈しないと分からないものになっている。それが面白い。しかしそれを本人が意識的にやっていないのではないか。この建築を体験するものがいかにそれを感じることができるか…。例えば今は壁を全て同じ高さで建ち上げてしまっているが、上部が斜めに切られたように壁の高さに変化がついていれば良かったのかもしれない。
萩原:断面という言葉の意味を問うという域に到達しようとしているが、それを模型で表現しきれていない。
藤井:おそらく壁の厚みに変化を付けることで繋がりを出そうとしてるのであろうが、内部空間が見えないだけに想像しにくい。
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# by enshu07 | 2007-12-27 22:38 | 第5課題
小林 玲子 ○○○
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京都駅は、X軸Z軸の両方の断面が交錯して成立している空間だと思う。それは大スケールで見てみて初めて魅力的に感じられる空間だと思うが、それを住宅スケールに落としてみて、小さなスケールで見てもその魅力を復元できないかと考え、この住宅をつくった。

古谷:ドーモ・セラカント(設計:象設計集団)という住宅を見てみると良い。それは魚のような形をした斜面に建つ住宅なのだが、地形があって、建築があって、ひとつの空間を移動するのに平面的にも断面的にも移動することになるところが非常に参考になると思う。あれは面白い住宅。
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# by enshu07 | 2007-12-27 22:37 | 第5課題
小澤 賢人 ○○△

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サヴォア邸の平面を断面に置き換えてみた。平面図は奥行きが地面までしかないが、断面図というのは見える所まで奥行きがある。平面を断面として立ち上げ、床面を抜いて奥行きを持たせることで何か面白い空間ができると思った。

萩原:サヴォア邸で一番特徴的な、あのスロープはどこにいったのか。
小澤:単純に図として解釈するためにはずした。
萩原:平面から断面に変換する際に、そういう重要な空間性を排除したのはいまいち。あのスロープが、奥行きを表現するエレメントになったのではないか。
実は、コルビジェの初期スケッチでは、サヴォア邸は斜面に建つ建築で、斜面にキューブがつっこんだ形で描かれている。コルビジェはモータリゼーションの到来を受けて、車でそのまま住宅内部に乗り入れるという形式を考えていた。そういう生成プロセスを知っておくと、より深い考察が出来たかもしれない。
藤井:普通の住宅でこの操作を行うと、以外とでこぼこせず、柱のところで壁の位置が合ってしまうが、サヴォア邸だからこの不思議な凹凸が生まれている。
萩原:ドミノシステムによって自由な平面が得られているからこそ、レイヤーがずれていく。そういう発見が出来る面白さはある。
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# by enshu07 | 2007-12-27 22:36 | 第5課題
本橋 仁 ○○△
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吉村順三の軽井沢の山荘は、リビングが周辺の木のラインまで持ち上げられていることで、森と一体化したような空間を作っている。今回は、建築内部に様々なレベルの床面を作り、木をいろいろな方向から見ることで、さらに森の中に溶け込んだような建築空間をつくった。

萩原:人工的に見える森の作り方がよい。これは建築内部以外にももうひとつの断面、外部環境にも断面があるということを感じさせる。建築内部の断面と、外部の断面が呼応して新しい空間を形作る。この案はそれを発見しようとしていたのではないか。そこに気づいていれば、もう一つ先に進んだ表現ができたはず。
古谷:君の説明してくれたことは分かりやすいが、それは僕に言わせればそこまで。やはり次に進むためには、この案は、森にも断面がある、と言うべきだった。森の断面を空間的に分析できるように、球体の森がどこかの線で切断されている表現がなされていれば、素晴らしい表現になったのでは。
萩原:外の環境を取り入れたところで、他の案からは一歩出たのだが、その先がなかったのが惜しい。
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# by enshu07 | 2007-12-27 22:33 | 第5課題
小野 ちれか ○○△

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建築において、平面のプランというのは論理的に構築することができるが、断面というものはどんなに論理的に構築しても、人間の行動空間に限界がある以上、特に機能を割り当てることのできない余白というものは必ず存在してしまうと思った。今回は、そうした余白を活かすために、鳥園というものを考え、人が行けない空間を鳥のアクティビティで埋めることで、鳥と人がともにいられる空間を作った。

藤井:人が行くことができないけれど感じることができる空間、とか、何となく見える、あるいは見えていないけれど鳥の音が聞こえることで感じられる空間など、見えない、行けないけれど感じることのできる空間はある。音で感じたり、光で感じたり、空間認知は人間の動作だけで行われるものではないはず。
古谷:空間はあるんだけど行けない、そういう空間の面白さを無くさないようコンセプトをもっと徹底して欲しかった。鳥の行く空間をもっともらしく網で作ってしまう必要はないと思う。
平本:役割の無い空間はあってはいけないという強迫観念があるのではないか。 理由を言えない空間はいやで、そういう空間を鳥で埋めたという話になってしまっている。
古谷:鳥は空間のメタファーとして面白い。鳥が消えていくことでその先にあるものが一段と妄想される。鳥は何を人間に作用させるか、それを考えてみると良い。この案は鳥が見え過ぎている。
藤井:例えば鳥の影だけが見えることで奥の空間が感じられるとか、人間の視覚だけで認知されず、空間と鳥と人間という3つの関係が合わさって初めて感じられる、そういう鳥かごのような空間があってもよい。
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# by enshu07 | 2007-12-27 22:29 | 第5課題
伊坂 春 ○○△
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北海道のモエレ沼は、様々な大きさの凹凸があり、歩いていてとても心地よい空間だと思った。今回は、さまざまなスケールでモエレ沼の一部を取り出して 自分で凹凸を作り、それらを組み合わせて空間を作ることで、どんなスケールになっても心地よさを感じられるような空間を作った。

古谷:ある種の現存するモチーフを断面化して使ってみる、というのはひとつの手法としてある。その時に、大きさやスケール感も伸縮自在だと考え、使えないかとスタディを行ってみたのは良いと思う。
しかしモエレ沼からこの断面を抽出したとこにいささかのギャップがある。最初のトレース部分にコンセプトが欲しい。どの線を選びとるかというのを理論化して説明できると良い。
萩原:モエレ沼はものすごく巨大で人間の感覚が狂う。北海道自体がそういう土地だが、都市の中では体験できない異常な階段とかスロープの角度を綿密に調査し、それを再構成したというと良いかもしれない。
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# by enshu07 | 2007-12-27 00:11 | 第5課題
山口 沙織 ○○△
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伊東豊雄のせんだいメディアテークは、平面的には単純な形をしているが、断面に見える木のような部分が光を通す仕組みになっているのが面白いと思った。今回はそれを極端に表現してみた。
また、この模型を裏側から巨視的に見たときに、上下がすっと繋がっていく連続感が面白いと思った。

古谷:メディアテークは、その、木とされる部分それ自体が構造体になっており、あの建築には柱がない。君のは柱があった上でこの管も通しているので、これでは建築の意図がずれてしまう。例えば4隅にこの管を配置するなどしてみると良かった。
萩原:伊東豊雄の初期スケッチでは、海藻のようなものが描かれていたはず。このようにせんだいメディアテークを肥大化させると、彼の原型のイメージが出てくるような気もした。しかしそれはそういう事情を知っていればのことで、この建築の成り立ちをもっと知ると良いと思う。
古谷:メディアテークのプランをいくつかに分割してみて、あの輪っかがズレた状態にすると何が出てくるかと試してみると良いかもしれない。
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# by enshu07 | 2007-12-27 00:10 | 第5課題
第5課題 「断面で考える空間」
われわれはともすると平面図だけを頭に描いて建築を構想してしまいがちであるが、実際の建築空間においては、その「平面図」は不可視なものである。現実には立面や断面的なものが直接目に見え、空間として実感される。平面的なものは理性的に再構築されない限り抽象的なものであり、直感できない。多くの建築計画学がその対象として平面を取り上げるのは、学として論考するに当たって、対象から感性的なものを排除することで、論を客観化できるためである。
ここではしかし、あえて断面のなかに構築される論理を構想し、論理的なものが同時に直感によって感取可能な空間としてデザインされることを期待している。たとえば三仏寺投入堂や孤逢庵忘筌、ローマのパンテオンなどは、その平面以上にその断面がなくては空間の重要な特質を表現できない。現代の建築の中では劇場空間などがその最たるものかもしれない。
この課題では、規模は問わないが、具体的な機能を持つ(つまり象徴的なだけではない)空間を、専ら断面だけをエスキースすることを通してデザインし、断面上の論理を表現することとする。また、そこにできあがる空間を直感的に捉えられるようなドローイングやモデルなどを見せて欲しい。

中間提出物として、この課題の優れた実例と思われるものを取り上げて、その断面ドローイングを書き起こしたものを、あわせて提出する。
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# by enshu07 | 2007-12-27 00:00
砂越 陽介 ○○○
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前回、家の内皮に注目した。
持ち物ごとに特性がある。ストックのための場所、アクティビティのための場所の二つに分けて考えた。家具の横幅を♪の長さ、音の強さをその場所に置かれた理由に置き換え、大きいものは強い機能は弱いものとした。
同じ音が繰り返されないように12ずつに区切ったものを作り、その中で音程が同じものが2回以上出てくる場合は、そうならないようにさらに区切る、♪をダイヤグラムに表した。ストックは外、アクティビティは内側に出した。音階低いものを外側に出した。ストックはディスプレイ的なものとなる。
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# by enshu07 | 2007-12-20 00:17 | 第4課題
郡司 ○○○
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一般的なものが大きな枠を分割している。そうではなく枠を外したときに部屋が動き出して、要素が自由に動いた後で再度枠をあてはめてみたら、思いも寄らなかった空間ができていくのではないかと考えた。nLDKでは表せないような空間ができてくるのではないかと思った。この形が都市には許容できない住宅の本質であるのではないかと考えた。

藤井:もともとの部屋を分解して再構成する案は結構あった。この作品は完成度が高い。物と物の関係をどういう関係にしていくのか、どういう家として成立するのか、住宅が何であるのかということを掘り下げていったらもう少し面白いものができると思う。
古谷:この作品も面白いと思う、もとを引き延ばしてぎゅっとしたときに真ん中が中のような外になる。この壁を作ったところがよかった。
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# by enshu07 | 2007-12-20 00:16 | 第4課題
西野 安香 ○○○
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中間提出では色に着目した。色を主体に住宅を作る。中間で言われたように物を色分けするのは難しいと思ったので、そういうことはせずに、部屋が動くことで一つの部屋が色々な色になることを考えた。

藤井:ものとして面白いのだけど、どう動くのかとかアクセスとかが問題だ。
古谷:色の物を集める方が簡単な気がするけどなぁ。こんなに床一面に色をつけなくてもミラーの反射で無限に広がるから同じようなことができるのではないか?
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# by enshu07 | 2007-12-20 00:15 | 第4課題
パク ウンジョン ○○○
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一般的な住宅ではない分節の住宅を考えた。廊下を使って、外部と内部をひっくり返した。
コリドールシステムに繋がっている内側と中庭になっている外側が一対一で関係する。

平本:単なる一対一の関係でなくて、いろんな関係があってもよかったのでは?
パク:一つの部屋からキッチンに行くための真ん中と考えた。
平本:形の力強さを感じる。壁に絵があるの?
パク:絵ではなく、意味として、そこに緑の空間があるイメージ。周りが内、真ん中が外の空間になる。窓の高さが1mでこれを乗り越えて行来することもできる。
古谷:これも面白い案なのだけど、なんでトライアングルの形なの?これも原型を見れるような表現のほうがよかったかもしれない。
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# by enshu07 | 2007-12-20 00:14
伊坂 春 ○○○
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従来の住宅が大きいものに囲まれている印象があるが、そうではなく、中心にあるもので家族が集まっていくものを内包して中から広がっていくイメージで新しい住宅が作れないかと思った。
古谷:同じ大きさの箱という感じがなくなってきて大中小な感じがする、この箱が全て同じ大きさの方が良かった。
藤井:今の住宅とは違って、こういう考え方の住宅はあるんじゃないかと思う。
古谷:いろんな組み合わせができる、そうゆう方向でいけば良かったんじゃないか。
藤井:これは直感的にすごく12音技法的だと思った。
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# by enshu07 | 2007-12-20 00:13 | 第4課題
溝口 裕規 ○○○
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住宅とはなんぞやから考えたら、自分のベッドですら自分の住宅とも言えるのではないか?と思った。何かちいさいものが住宅と感じられるのではないかと思ってこれを考えた。
萩原:断面方向で考えられているのがこれを面白くしている。
古谷:安藤忠雄の小篠邸はa、1/2a、1/4aみたいな概念でできているんだけど、それに近くなっているから何かできそうな気配はある。断面をここで切ったのがいい。
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# by enshu07 | 2007-12-20 00:12 | 第4課題
サラザール マリア ○○○
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三つの家がそれぞれ異なるファサードを持っている。一つ一つの接続部は階段などでつながれている。
古谷:この色の意味は何?
マリア:家によって異なる色がついている。3色で3houseです。
古谷:これは立体重層長屋だね。
古谷:小さいスリットがあいていることで、ユニットに入り込んでいることに気づく。このスリットが重要。
マリア:音楽の感じをこの高さ関係に表した。
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# by enshu07 | 2007-12-20 00:11 | 第4課題
金光 宏泰 ○○○
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アイゼンマンのミースに関する文をよんでいるときに、批評文で本来の壁というもののコンテクストである囲い込むことを放棄しているとあった。自分は純粋な壁のコンテクストをはがしていろんなものを付加していった。窓といすや机、冷蔵庫などが壁にはいる。これはそのエスキスモデルの一つにすぎない。
平本:穴はあけたくないとかそういうことはないの?
金光:薄くでも残っていることがいいと思った。
古谷:どういう理由でそがれたり削られるのか?
金光:今のところは特に理由はないけど、これを元にしてモデュロールみたいなものを考えだせればと思っている。
古谷:家というのは厚みの違う壁でできている、そこに削がれたりしてできるレリーフ状のものが何かのアクティビティに使われていると言ってくれたら良かった。
萩原:今回提出された中では誰も言ってないけど、めくるっていうのが出て来たらよかったかもしれないね。
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# by enshu07 | 2007-12-20 00:10 | 第4課題
繁森 陽 ○○△
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曲線上に寝室、リビング、台所、水回りという機能を配置し、その曲線間に出来上がる機能では拾いきれない部分を考えた。それぞれの機能にシークエンスを持たせて、混じったところの間が機能では拾いきれないごろごろする場所になったりする。不協和音のような住宅を考えた。
萩原:真ん中の部分は内部かもしれないし、外部にもなるかもしれない。もっとスタディして話してくれるとよかった。この技法は現実にはあり得るから、このシークエンスをオープンエンドにした方がいい。
古谷:力作にはなっているけど、どうしてこうなったかの第一段階のレベルが表現されていないものがこの作品に限らず今回提出されたものに多い。
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# by enshu07 | 2007-12-20 00:02 | 第4課題
山本 航一 ○○△
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敷地、空間、機能、用途、家具で設定した。趣味が現れるがまわりから制限がある家具というヒエラルキーを空間と同列にすることを考えた。家具的な空間。これはみんな同じ物の空間。周囲の空間が入れこんで来る。
藤井:時間の話はなぜ?
山本:時間帯によって変わる時計の向きを回転する空間の名前にした。
藤井:そのことがなんとなくこじつけぽく見えてしまう。
平本:もっと使いようのない空間まで考えられたらよかったんじゃないか。
萩原:ヘイダックの砂時計を思った。十個のものが一つ変わると9個のものの関係性が変わる。
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# by enshu07 | 2007-12-20 00:01 | 第4課題
第4課題
第4課題 「12音技法の家」
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# by enshu07 | 2007-12-20 00:00 | 第4課題
矢島拓弥 ○○○
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「ポイ捨てをなくす」というコンセプトから課題を始めた。ゴミは価値の無いものとされているが、ゴミを価値あるものに転化できる仕組みを考えた。
自動販売機の側面に、ペットボトルのフタを差す事ができる穴がたくさん空いた装置を設置し、飲み終わったペットボトルをゴミ箱に捨てるのでなくそこに取り付けてもらう。たくさんのペットボトルが取り付けられる事で、様々な色彩のパッケージが並んでいるのを楽しんだり、売れ筋の商品を知ったりすることができる。

平本:自販機にはキャップだけ付くようにしたらどうか。そうすることで自動的に分別がなされる。
萩原:この自販機が点在したらきれいかもしれない。しかしこれではペットボトルの回収が大変。側面の装置をペットボトルと同じ素材で作ってしまえば、そのままリサイクルに回すことができて良いのでは。
古谷:ペットボトルをねじこむという素朴な衝動を使ってデザインしているところが良い。
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# by enshu07 | 2007-12-02 00:16 | 第3課題
ユルデイユ・ドロシー ○○○
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多機能な傘のデザイン。雨が降っていない時でも様々な活用ができる傘を考えた。この傘は軽くて強い素材でできており、椅子になったりテーブルになったりテントになったりと、様々な利用法がある。

古谷:傘を持っていても、傘をさしている時間というのは少ないから、他にも使えるようにデザインするのは良い。このような案が出たときいつも思い出すのは、三浦折りという、非常に広い面を一瞬の操作でコンパクトに折り畳むことができる折り方の事。普段傘に見えないような形が、突然傘のように広がると面白いのではないか。
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# by enshu07 | 2007-12-02 00:15 | 第3課題
山崎康弘 ○○○
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マッチを通して地球環境問題を考えさせたかった。マッチ棒が樹状に構成されていて、使用する際には一本一本枝を折って、使っていく。枝を折って捨てるという所作から、少しでも環境に対する意識向上につながっていけばと思い、このマッチを作った。

萩原:マッチを使う際に起こる出来事をうまく構造化してある。若干、既視感があるのは否めないが課題に対する答え方は鮮やかなのではないか。
古谷:枝を折っていくという罪悪感から環境問題への意識が生まれるとのことだったが、逆に面白がって使ってしまいそう。言っている事は壮大なのだが、見かけが単純にパーティーグッズみたいに見えてしまうところが弱い。
萩原:樹状のものを愛でて楽しむというのは、民族を超えて世界に共通して存在する文化だと思う。このプロダクトを通してひとつの環境運動の広がっていくような仕組みも考えられたかもしれない。
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# by enshu07 | 2007-12-02 00:14 | 第3課題
西野安香 ○○○
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現在、様々なものをネット上で買う事が出来るが、ネットで買うよりも実際に自分の体に合わせてみて買いたいというニーズはある。今回は、いろいろなブランドの靴をもっと手軽に試着できるような空間を考えた。
駅などの誰もが通るような場所に、ゆるやかな階段状の空間を作り、その中に仕込まれた仕掛けの上に通行人の足が乗ると、そこに様々なブランドの靴の立体映像が投影される。店舗に行かずとも、偶然新しい靴との出会いが楽しめるようになっている。

平本:まわりの壁には自分が靴を履いている様子が映っている。靴を試着するときは、外からどう見えているかというのを知りたいものなので、これは良いアイデアだと思う。靴を履いて歩いているときの様子が分かればなお良かった。
萩原:ホログラムのような立体映像を使うのは技術的に難しそうなので、足元をカメラで捉えて、その映像に自動的に靴を合成して出力するような仕組みだと言ってくれるとリアリティがある。
藤井:2Dと3Dの中間、2.5Dといった感じ。このような形で靴の広告を行うのは面白い。
古谷:街で見かけた全然知らない人が履いていた靴など、現実の生活空間で偶然見つけた商品を探し出せるシステムに繋がっていくと良い。ネット上と現実という、ヴァーチャルとリアルという関係だけでなく、ものに出会うプロセスの違いを話に組み込んでくれると良かった。
萩原:ゆるやかな階段という空間構成をしたのは的確。靴を試着するときには段差があったほうが試着しやすい。ステップ状の試着空間というのは動作に適した試着空間であると思う。
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# by enshu07 | 2007-12-02 00:13 | 第3課題
國分足人 ○○○
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自転車のラックは自転車を1方向からしか入れることができないが、このラックは前後どちらからでも入れることができる。さらにこのラックを円形に配置し、床面に様々な色の模様を描くことで、ただ自転車を止めるという機能だけではなく、見た目の楽しさや場所を選ぶ楽しさを付け加えた。

古谷:この簡素な仕組みで本当に自転車がきちっと止まるかどうかが非常にあやしい。ピシッと自転車を止めることができ、なおかつ使っていないときには視界から消えるようなこのデザインを実現するような仕組みがちゃんと考えられていなくてはならない。
ラックだけを考えるのでなく、自転車の側にも何か仕掛けを施すことでもしかしたらこのようなラックが成立し得るのかもしれない。
萩原:結局パターンが1個しかない。ただ模様の遊びだけになってしまっているのが残念。
藤井:海外で見た駐輪場のデザインで、ラックを作るのではなく地面を線状に掘り込むことで自転車止めを作っているものがあった。そのデザインは鮮やかだった。
しかしこの案は、何か広場のような場所に円形に自転車を並べさせ、何かランドスケープ的に表現したのは面白いのではないかと思う。しかし機能は満たすべき。
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# by enshu07 | 2007-12-02 00:12 | 第3課題
李 恵利 ○○○
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自分の人生の最後のイベントとなる葬式をデザインする。着るものや食べるものなどあらゆるものがブランド化されていく現代、葬式も今後ブランド化していくと思った。今回作ったのは「Anubis」という架空の葬儀屋のパンフレットで、用意されたたくさんのプランの中から生前に自分の好きなものを選んでおき、自分の人生の最後も自分の好きなように飾ることができるようになっている。

古谷:カタログの中からいくつかのコースを選び、状況に応じてオプションを負荷することのできるような葬儀屋の形態は既に一般的になっている。そこにブランド的価値を見いだすというのは新しいかもしれないが、それにしてはパンフレットに紹介されている葬儀の形態が普通過ぎる。カタログから何か選ぶというのではなく、完全に顧客一人一人に対してオーダーメイドな葬儀を提供してみたら良かったかもしれない。パンフレットにはそのサンプルをいくつか載せておく。

平本:すべてがシステム的な提案で終わってしまっていて、デザイン的に判断できうるのはAnubisというロゴマークぐらい。全ての人たちに言えることだが、この課題は2つのステップを踏んで考えを進めていく必要がある。1つには今までのモノに何か新しい価値を見いだすこと、2つにはそれを具体的にデザイン、カタチにもっていくこと。デザインで解決できることを、もっと考えてみて欲しかった。
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# by enshu07 | 2007-12-02 00:10 | 第3課題
シロ・ポリーヌ ○○△
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自動販売機の横に、座って飲み物を飲める空間を付加させた。自動販売機は飲み物をただ売るだけなので、それを飲む空間が隣にあったら、自動販売機がより魅力的な施設になると考えた。

古谷:自動販売機は便利だが、ただ売ることだけを考えて作られているので、あまり暖かみがない。自動販売機の形は変えずして、隣にベンチ付きのカフェのような空間をしつらえることで、一気に自動販売機が豊かになっている。
自動販売機と屋根付きのベンチという、別々では両方よく知っているものを新しく組合わせることによって新しいプロダクトを作っている。
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# by enshu07 | 2007-12-02 00:04 | 第3課題
岩田英里 ○○△
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モノを届けることをデザインしたいと思った。
郵便の送り手と受け取り手の関係をシンプルに見せるために、郵便物が伝達されていく途中の関係が消えて見えるようにした。具体的には、切手を白い押し印で表現したり、届け先の住所をバーコードのようなコードで記述することで、伝達の過程で発生する余計な情報を目立たなくするデザインを考えた。

平本:個人情報の保護に関心が高まっている昨今では、この案のように宛先を具体的な文字で書かない方法で郵便が届くと良いかもしれないが、これはデザインに至っていない。
古谷:郵便や小包の、伝達過程で発生する痕跡を消すことはできると思う。しかし、それを消すのではなく、その過程で残されるものをデザインしていくという考えかたもできたはず。
藤井:郵便物に貼られた切手や消印などから、送り主の住んでいる地域を想像したり、他国の文化を感じたりするなど、伝達過程の痕跡がもたらす楽しみも多い。モノが伝わる経路をデザインできると良かった。
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# by enshu07 | 2007-12-02 00:03 | 第3課題