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臨時休講について
設計演習履修の皆様へ
既にお知らせを聞かれていると思いますが、「麻疹(はしか)による臨時休校」に伴い、今週23日の授業が休講になります。
以下の通り、授業予定が変更されます。これ以降の予定に関しては授業などで追って連絡します。

05/23はしかの予防に伴う全学休校につき中間提出を6/6に延期
05/30(設計製図作業に振替)
06/06課題3 中間提出・エスキース・関連講義(平本)
06/13提出(13:00)・講評(15:00)  / 課題4 出題(古谷)

TA中村
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by enshu07 | 2007-05-21 17:11 | 連絡
中間提出
萩原先生のレクチャー後、エスキス。

■緑グループ

古谷:
都市の空隙を敷地にするのは禁止にしたけれど、空という地形を切り取る装置を作るなら山でやろうが都市でやろうが一緒だというならありかもしれない。
昔同じような課題でビルの給水タンクのなかを敷地にした人がいてその人は本当に給水タンクの中で3週間に住んだって言う人がいた。
どうせ都市の空隙でやるならそのぐらいやってみてくれないとだめかもしれない(笑)
ビルとビルの隙間みたいなところではあまり発展が望めないように思える。
森の中とか草原の中とか突然できるボイドというのは可能性があるかもしれない。

ブリュノ・アルベール、KNSM集合住宅、93年
アルベルト・ジャコメッティ「林間の空地」

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藤井:
例えばフジツボをモチーフにデザインを考えようとするときになぜフジツボなのか、フジツボはどうして斜面にはりついていて、それはどういう利点があるのかなど、フジツボというものを読み込んでみてその読み込んだ要素をデザインに落とし込んだものが見たいと思う。

古谷:
ビラなのだから基本的には都会のいつもとちがう何を手に入れるのかを考えると話が組み立つのではないか。

ヤギがいる風景というテーマだけで十分デザインは成り立つと思う。
ヤギがいるということはどういうことなのかを掘り下げてみるべき。


■水グループ

萩原:
沈みたい願望があって海の中に実際に沈んで住んでみる案とかがあるがそれは実際は大変である。ではどうやってその沈んでみる体験ができるかというのをデザインで解決することを考えるといいのではないか。

古谷:
その海に沈んでみたいという願望はいったいなんなのかを考えてその願望の根本を満たす要素というものを発見できるとそれを解決できるかもしれない。

芦ノ湖沿岸の道路や建物の上にいるとき、その湖の対岸にはすばらしい自然がみえる。けれど実際にその自然に行ってみると見えてくるものはさっきそこに立っていた場所の建物群が見えるだけで景観が逆に悪くなる。そういう矛盾を抱えている。その矛盾を何か解決する方法はないか。

軸線というのは方位に対する道筋のような役割があり、都市部でより広大な自然の中での方がよりその効果があり重要である。

宮島で軸線上に新興宗教建物がある。日本は軸線に対する意識が希薄。

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萩原:
ヨーロッパではポートハウスというものがあり水上に浮かべる案は現実味をだすことができる。

古谷:
浮かべる案はその浮かべるもの自体のデザインを考えることももちろん必要だがその浮かべたものが寄港する場所のデザインも必要。

なにか単体の浮かんでいるものがそれ自体で成立していてあるときはその単体がたくさん集合することで違う利点が得られるようなものもできそう。
海市、スイミーのような。

川と畑の間に位置する森で、時間の概念をもたない主人公がそれを獲得することができるvillaをつくるという案は発想の仕方として面白い。潮の満ち引きを利用する案の人にも言えるが環境の変化のリズムを複数取り入れて発想してみるといいかもしれない。例えば一日単位の潮の満ち引きのリズムと大しけの時だけ効果が現れるというような一ヶ月単位の満ち引きのリズムというような。



■都市グループ

古谷:
今回のテーマは「地形を発見する」なのに地形をみつけるという行為をした人が少ないように思える。みな頭の中で考ええるような地形でとまっている感がある。Google earthで探すという手法が現在ではできてしまって、それもいいが、それはスケールが大きいためにとても図式的になってしまう。実際に歩いてみて発見するという行為を皆にやってみてほしい。
そうするとその敷地のイレギュラーな条件などをみつけることができて説得力のある案になるのではないか。

Google earthで探した地形であるがある団地の建物の高さが一様であることを発見してその団地を地形とみなして団地の屋上を敷地に選んだ案はまずその発見したということが普通は思いつかないようなアイデアで面白い。
ただ屋上のリノベーションにならないようにさらに発展させる為にこの団地の成り立ちをリサーチしたりして、その建物の高さが何を意味してどういう利点があるのかなどを発見できるとデザインのきっかけになるだろう。

Villaに農業の要素を組み込むというのは可能性があると思う。
修学院離宮のように耕す人を雇うということもあるのではないか。

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by enshu07 | 2007-05-10 17:00 | 第2課題
第二課題出題
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設計演習D 第二課題                        出題・萩原 剛

「地形の発見」-メトロポリタンのためのVILLA

かつて、都市国家(ポリス)を統合し、史上初めてメガロポリス(世界国家)を形成したローマ皇帝たちは、その激務から束の間の
休息を求めて、 田園や海辺や山中に個人的隠遁の場としての「郊外型別荘=VILLA」を建てた。
私たちが生活している東京圏は、人口3000万の世界最大のメガロポリスである。主人公は、このメガロポリス東京に1人で住む
ベンチャー企業家 で、海外との交信で24時間働く激務をこなす。彼(彼女)は、メガロポリスの近郊に休息のための「地形」を
求めている。
「地形」とは、海辺や川辺、田園や山中といった自然の中の孤立したサイトの他に、郊外の都市と自然の境界ともいえる場所に
存在するかも知れない。あるいは、 都市の中に存在する意外な空隙であるかも知れない。このサイトの探査あるいは構想が「地形の発見」であり
、発見したサイトの文脈=力を最大化 することは、建築家の必須の能力と言えるし、そのサイトに立ち現れる空間こそが、
この主人公の求める「地形」にほかならない。
そこで、このクライアントのためにサイトを発見し、
なぜ、そのサイトがメトロポリタンにとって安息の地なのかを明らかにした上で、
魅力的な「地形としての建築=VILLA」を提案して欲しい。

□機能・規模
・サイトは、実在の敷地でも良いし、地図等で類推した仮想のものでも良い。
・規模は、300㎡以下とし、最低限、主人公のプライベートな室、外国からの訪問者のためのゲストルーム、共用空間(水周り等)を含むこと。その他 の想定は、自由とする。

□中間提出(5月9日)
・サイトの提案―発見したサイトの魅力を分析し、写真、スケッチ、言葉で表現、
また、その地形の空間化についてのアイデアを図面で表現。(27×27の用紙を使用のこと)

□最終提出(5月16日)
・設計案提出―配置図(1/200)、平面図、断面図(1/100)
模型(1/100または1/50)
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by enshu07 | 2007-05-09 21:32 | 第2課題
°°°岩田 英里 4×4の家 / 安藤忠雄
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この住宅は、そのボリュームと前方に広がる海、自然との対比によって成立している。
それを表現した。また、その対比を壊す事が無いよう、設計者がディティールへの細かな配慮をしていたことも知っていたため、
模型にも精度を求めた。

古谷:土台の空間の取り方、角度がよい。
模型の精度も非常に良く、コンセプトがよくわかる。

藤井:海岸から立ち上がるスロープの部分を、土台にスリットを入れて土台と一体化させて作ったところがよかった。
これにより大地と建築の一体感がより強調されている。
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by enshu07 | 2007-05-01 00:09 | 第1課題
°°°岡本 衣未 屋根の家 / 手塚貴晴+手塚由比
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屋根の家には屋根の上へ上がるための階段が8つつけられている。
その階段によって、ワンルームである一階部分には様々な領域が発生し、多様な空間の使い分けをすることができる。
それを表現するため、建物を8つに分割された部屋と見なして再構成した。

萩原:面白い分析だと思う。屋根の家では、上へ上がる階段がいくつもあるが、使用者がそれを活用しきれていない感がある。
階段によって空間を分割して使うという使い方は、この住宅の進化形とも言える。

古谷:屋根の先が力なく垂れ下がってしまっているのがよくない。
これをもっとピシッと作れたら全体がしまって見えたと思う。
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by enshu07 | 2007-05-01 00:08 | 第1課題
°°°砂越 陽介 山川山荘 / 山本理顕
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この住宅はミニマルな箱の配置によって空間が形成されている。
その内部を歩いていくシークエンスの面白さを表現するため、2次元のパース画を3次元の模型として起こしてみた。

藤井:面白い模型だと思うが、4つある模型の大きさがそれぞれ違うのはなぜか。その意図を明確にした方がよかったと思う。

萩原:それぞれの模型に違うスケールを与えて、ミニマルな配置の中にある視点の多様性を表現してみてはどうか。
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by enshu07 | 2007-05-01 00:07 | 第1課題
°°°須田 悠子 黒の家 / 千葉学
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一見、無機質な真っ黒の住宅だが、周りの環境を住宅の中に巻き込んで空間を作っている。
そのため、ヴォイド部分をはめ込み式のピースとして立体化し、
周りの環境が部屋のように住宅に入り込んでいる様を表現した。

萩原:ヴォイド部分を緑の部屋、空の部屋というように周辺環境を取り込む部屋として表現したのはよいが、
その部屋が緑や空といった単一の要素で満たされているのが残念だった。
一方的なものの見方をせず、緑と空が混じった部屋を作るなど、
周辺環境が混在して住宅に取り込まれている様子を表現できるともっと良かった。
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by enshu07 | 2007-05-01 00:06 | 第1課題
°°°大導寺 翔 虚白庵 / 白井晟一
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この住宅には窓がない。闇に包まれた内部空間には、天井からの点光源によって照らされた壁や家具が深い影を落としている。その陰影によって、この住宅は形成されている。
それを表現すべく、屋根にあけられた穴からペンライトによって住宅内部に小さな光を落として鑑賞する模型を作った。

萩原:闇の中に住宅を表現するというコンセプトはよいが着眼点がもっとスマートにわかるようにした方がよかった。
建物の外観を作る必要はなかったのではないか。
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by enshu07 | 2007-05-01 00:05 | 第1課題
°°°中島 洋輔 佐木島プロジェクト / 鈴木了二
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この住宅に与えられた細長いスリットには、風景を切り取るというよりも風景を撃ち殺してしまうような強い緊張感が感じられる。
それを表現するため、模型を銃に見立ててみた。

古谷・萩原:銃にすると言うコンセプトは面白いが、それにしてはグリップ部分がお粗末すぎる。
手に持ったときに重量感があるようなちゃんとしたグリップを作ってみたらもっと良かった。
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by enshu07 | 2007-05-01 00:04 | 第1課題
°°°西野 安香 Villa Savoye / Le Corbusier
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サヴォア邸は正方形の対称性を持った住宅だが、その中にも様々な多面性を見いだす事ができる。
現在の対称性を保ったまま、対称性を壊し新しい見方を創出できるよう、見る角度によって様々に変化する模型を作った。


古谷:建築は一度にその全体像を見る事はできない。
たくさんの断片的な視点の集積が建築を作っているということを感じさせる。

萩原:建築の多面性を表現したいとの事だったが、多面性を表現すべく、サヴォア邸の大きくカーブを描く一階の壁を作った方がよかった。
また、色を入れてみる事で裏と表の差異を強調できて良かったかもしれない。

藤井:この模型は何の模型なのか一見して何だかわからないところがよい。
デジタルのようにシンプルな要素で表現されているのがよい。
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by enshu07 | 2007-05-01 00:03 | 第1課題