川端美絵 ○○○
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c0116644_233545.jpgc0116644_2333642.jpgc0116644_2334583.jpgc0116644_234133.jpgc0116644_234108.jpg

 1つの空間でつかわれかたが明解でなく想像できる方が多様になる。シンプルでなにができるか。40センチ間隔の黒や白の線の列をうねらせたりして配置することでそれを介した人と人の場所と場所の関係、身長の差などでお互いの見え方が多様な関係になる。

藤井:ルーバーを傾けたり色変えたりしていてそれでお互いの見え方が多様に見えていることが面白い。オフィスのなかのしきりとかで仕切りたいところとそうじゃないところをコントロールしたりして使えそう。ミラー状にしたり。境界の扱い方が面白いものになる。
古谷:間に白いのを入れたりしているのが視覚的に面白いものになっている。アイデアをもうちょっと実際の空間にどう使えるか考えると良い。坂茂の紙管の空間は単純な柱の連続でうまく空間をつくっている。
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# by enshu07 | 2007-07-31 07:00 | 第5課題
TA ○○○
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c0116644_2513848.jpgc0116644_2514443.jpgc0116644_2515045.jpgc0116644_2515876.jpg

 あるひとつの空間でその空間に入った時の位置が違うと空間の第一印象が違い、その空間を多様に捉えることになるのではないか。正方形の部屋のプランに中心から外れた長方形の柱が立っており、正方形の各側面から入ってきた時の柱の位置を見た時のその第一印象で空間を広く捉えたり、狭く捉えたり、柱が空間を2分割しているように見えたりしてその後人はその第一印象の違いによって同じ空間を違う使い方をするようになるのではないか。

藤井:空間の第一印象をあつかったことが明確でやはりうまいなと思う。
古谷:ライトが部屋の入口をどこにするかということをよく考えていて部屋を真ん中から入ると部屋を一点透視でみることになるが、端から入ると部屋を二点透視で見ることになって部屋のひろがりを感じることができるというようなことをやっている。この作品はそれを端的に示している。ただこの課題でミニマルな解答になるのは良くない。
萩原:ある位置から入ると柱が見えなくなるとさっき言ったが実際には見えてしまう。各側面の壁の厚さを変えるというようなことでそれが解決できたりもっと多様性をだせるのではないか。それか、コンセプトをもっと明確に表現するなら壁の厚さが全くないぐらいのもので表現する必要があった。
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# by enshu07 | 2007-07-31 06:00 | 第5課題
小笠原正樹 ○○○ / Model of Manifold
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 1つのアクティビティをするのに最適なヴォリュームがあり、それを穴の空いた壁のレイヤーで顕在化させる空間を考えた。その人の主観で空間の繋がり方が変わる。黒い線と赤い線の空間の境界線を一応書いていてこの二つのように空間を多様に捉えることができる。自分の居場所が空間の疎密で生まれる。

藤井:普通だったら実になるところに丸く開けたのが包まれた感じになっていて良い。いろんなバリエーションが出来そう。
平本:壁は仕切るものだが、空いたところで空間が出来ることが面白い。
萩原:赤と黒が重なっていることが今回のあなたの答えになっている。
古谷:壁の下側だけではなくて上の方にも穴があいているとかいうことをもっとやるべきなのではなかったか。
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# by enshu07 | 2007-07-31 05:00 | 第5課題
繁森陽 ○○△
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 多様性とはあいまいさではないか。上から見るとプランが長方形の重ね合わせで出来ている。それは壁ではなく線的な枠であり、長方形と長方形の重ね合わされている場所にいる人は自分がどっちの長方形に所属しているのかわからないようなあいまいさを感じることになる。

藤井:ちょっと模型の精度が悪く、長方形の枠はぴしっとしていてほしかった。
古谷:この各空間は具体的に何に使われるのかなどもう少し踏み込んで考えてみて欲しい。
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# by enshu07 | 2007-07-31 04:00 | 第5課題
田辺綾花 ○○△
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 列柱によって空間を入れ子状にしきり、より入れ子になっている方をプライベートの空間にし、逆をパブリックな空間にする。入れ子ずつそのまえのものと重ならないように配置している。より入れ子になっている場所ほどたくさんの列柱のレイヤーで囲われる。場所によって見える柱が変化する多様な空間になる。

藤井:発表を聞いてよく考えられているのはわかったが模型の表現はコの字でよかったのかなど、表現に問題があるのではないか。
古谷:板に印刷したものじゃなくて、丸い柱をたてるとその考えた効果がみえたかもしれない。柱の高さもこれの倍ぐらいにした方が良かったのかもしれない。
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# by enshu07 | 2007-07-31 03:00 | 第5課題
パク・ウンジョン ○○△
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c0116644_19303966.jpgc0116644_19304934.jpg

 場所の役割を決めて、壁を設置しながら多様な空間をつくっていく。色の壁だけを動かして広い空間を獲得したりする。ミラーの壁で視覚の拡張といった効果があると思う。マダンの空間に似ていると思う。

藤井:ベーシックな解答。高低差などもつくっていて似ている空間だけどその違いを出すようなデザインがされている。
古谷:これは使わない壁なんかもどっかにおいておかなくてはならなかったりして不便で、韓国の折りたたんで壁にはねあげる開口部があるがそれとミラーとかをうまく使うとすごい面白いものになるのではないだろうか。
萩原:中間提出の韓国のマダンの空間はヒントになっている。これは本当にマダンと同じなのか?
パク:私がほんとうにやりたかったことは空の何にもない空間であった。それが一番多様だと思う。
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# by enshu07 | 2007-07-31 02:00 | 第5課題
李恵利○○△
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動線の多様性を扱った。床の固さを変化させている。普通は固いところを通るが、例えばヒールの人なんかはやや柔らかいところを通るかもしれないし、小さい子供連れの家族は子供が転んだりする危険を考えてやわからい床を通るかもしれない。

藤井:この人とクリップが一杯入った箱をつくったのはなぜか?
李:人をたくさんここにおいてもらって床を選ぶという感じにしたかった。
平本:歩く多様性に注目したことは良かった。
古谷:床をうねうねさせる変わりに床のテクスチャを変化させるだけでたような空間をつくったことはいいと思う。プランが霜降りになりすぎている。床を選ぶという感じには見えない。
萩原:このもこもこが床面よりでっぱってしまっているのももったいない。
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# by enshu07 | 2007-07-31 01:58 | 第5課題
イ・ユンホ ○○△
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 ある空間が見る位置で違う空間にみえる。正六面体による美術館。そのまわりのシークエンスを考え下から正六面体の外側が見える空間、だんだんと高さを変えて正六面体が見える空間、そしてそのように高さを変えながら正六面体の内部が見える空間をつくった。

平本:固定した空間だけど見る人の見方で空間の見え方がかわるというところに注目したのは人と違って良かった。残念だったことが中の空間との関係が稀薄なこと。それが想像できない。
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# by enshu07 | 2007-07-31 01:00 | 第5課題
第5課題出題
● 2007年度 設計演習D 第5課題
出題:藤井由理

第5課題      「多様な空間」を考える  −空間のモデルの作成−

いままでの多くの課題では機能や使われ方が設定され、それらを手がかりにしながらデザインを考えてきました。しかし、今回は機能は設定されずに、「多様な空間」という抽象的なコンセプトだけが与えられます。自分で「多様」という言葉を解釈、再定義し、それから考えられる具体的な空間のあり方を考えて下さい。それは空間の原型モデルであり、住宅であり美術館であり学校といった、色々な建築となる可能性があるようなモデルを期待します。

近頃、「多様」ということばをよく耳にします。多様性、多様化、多様体などいろいろありますが、何故、今「多様」がキーワードであるのか考えて欲しいと思います。「多様な空間」とはどのような空間か思い描いてみて下さい。

例えば、「多様な空間」とは
皆にとって同一の意味ではなく、人によって色々な解釈が出来る空間のこと
人が受動的になるのではなく参加できる空間のこと
ああも見えたりこうも見えたりする空間のこと
かもしれません。

○中間提出: 6月27日(水) 午後1時
1. まず「多様」について自分なりに考え、解釈する。
2. その解釈に従って、「多様」であることを再定義する。
3. 定義から考えられる「多様な空間」とはどんなものか、そのコンセプトの説明文とスケッチまたはパースを27×27cmの紙にまとめる。

○最終提出: 7月4日(水) 午後1時
平面が13.5m×13.5mの大きさの「多様な空間」を計画し、1/50の模型を提出。模型には必ず人を入れること。必要であれば、使われ方(機能)は各人が設定するものとします。空間モデルを考える際には、俯瞰的な視点からのみではなく、実際に自分がその空間を体験することを意識してデザインして欲しい。
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# by enshu07 | 2007-07-15 00:00 | 第5課題
山崎 康弘 ○○○
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自分の育った家の庭に何年もたっている木を切って食卓をつくった。
木がたっていたところは食卓の穴となって残り、
木と、木とともに過ごしてきた生活の記憶がそこに残されている。
またそうした記憶が、この食卓を使う人々のアクティビティを喚起する。

古谷:自分の庭の木を切って食卓をつくり、空けられた穴に記憶が宿っているというストーリーは良いと思う。
だが木というものは再生するものだ。
木が倒れ、食卓になるというだけでなく、次の世代の木がまた生え、
そこからまた何かデザインが展開していくようにするともっと良かった。
自分の組み立てたストーリーをもっと生かしたやり方を考えてみるべき。
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# by enshu07 | 2007-07-11 18:59 | 第4課題
高橋 由貴 ○○○

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私は食に関しての、生産・収穫・調理という一連のプロセスを表現しようと思った。このボックスの壁面で水耕栽培をし、それを収穫してその場で調理して食べる。先にあげた3つのプロセスをひとつの空間に表そうとした。ちなみに壁面はガラスの水槽のようになっていて、水耕栽培している作物の根が伸びていく様子が見て楽しめるようになっている。このボックスは都市の中、ビルの屋上などに設置されることを想定している。

平本:パッと見、象徴的できれい。建築になりきっていない感じがする所が逆にかわいいと思う。しかしこの建築になりきっていないというのは・・・。
藤井:これはせっかくビルの屋上に設置するという事なのだから、建築の外部と内部の関係がもっと考えられていた方が良かった。
古谷:あまり関係ないかもしれないが、マクロビオティック・レストランみたい。調理の過程も全部見えるのでより安心、といった風な解釈も考えられる。
萩原:壁の内側で水耕栽培をしているということは、壁にそって水が流れているという事なのだと思うが、その水とこの覆いのガラスが何となく応答している。このガラスはこの形状で空間を閉じる必要があったのだろうか。ここをもっとうまく処理したならもっと快適な空間が生まれたかもしれない。
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# by enshu07 | 2007-07-11 18:33 | 第4課題
永井 武志 ○○○
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食空間というものは、何をどう食べたいかによって、また食べにいく所や動機によって様々に変化するものだと思った。
例えばファミレスに行くときは、何か明確な食べたいものがあってそこに行くのではなく、
友達と話す空間が欲しくてそこに行く。
それも食空間のひとつであるし、逆に何か明確に食べたいものがあれば、
人との関係はどうでもよく、食べ物に集中できる食空間が必要となる。
今回は、そういう食に関する様々な環境をいくつかとりあげ、それぞれ抽象化した模型として表現した。
真っ黒に塗られた空間に真っ黒な人がいるシーンでは食べ物への集中を、
真っ白に塗られた空間に真っ黒な人がいるシーンでは人への集中を表す、といった具合に。

古谷:空間、食べるもの、食べる人数、着る洋服といった、食に関わる様々な環境を考えようとした作品。
例えば味やにおいを純粋に楽しみたいというこの部屋は、黒塗りの部屋で人は黒い服を着ているが、
さらに食べているものはイカスミのような黒いものであるように連想させる。
それらは視覚的には完全に背景に沈み、味やにおいだけが浮き上がってくる。
空間から食べ物へ、食べ物から空間へといった双方向的な考えられ方がなされていてよい。
食空間は、空間や食べるものや着る洋服などの様々な環境全体で構成されているという事に気づきかかっている。
萩原:こういう闇の中のレストランは実際にある。
この模型とプレゼンシートについてだが、プレゼンシートに描かれたシーンと模型の箱が一対一対応にできていてよい。
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# by enshu07 | 2007-07-11 18:32 | 第4課題
小笠原 正樹 ○○○

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自分は、高級レストランで高価な食事をするより、木に実っている果実をもいでその場で食べるような、ささやかな食事のほうが魅力的なのではないかと思った。だから、果樹の林に寄り添うようにテーブルや椅子をしつらえ、その場で果実を食べる事のできる食空間を作った。果樹園には様々な種類の果樹が植わっており、樹によって実のなる時期が違うので、果実が実る時期が自然とそこを利用する人々にとっての集合の合図となる。

萩原:これは果樹園の中にいくつも点在している様子を表現した方がよかった。あるひとつのサンプルを取り出してきれいに模型に起こしたのはわかるが、この形はこの果樹に対して絶対にこうでなくてはいけないということがなく、交換可能な図形だ。それぞれの果樹が違った実の付け方をするのに応じた、もっとつっこんだ形状がデザインできたのではないか。
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# by enshu07 | 2007-07-11 18:28 | 第4課題
岩田英里 ○○○
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人は1日に3回食事をとるが、3食すべてを同じシチュエーションで食べるわけではない。
朝は1日の始まりとしての空間が求められるし、昼は活動途中の休息としての空間、
夜は1日の終わりの空間といった風に、それぞれの食事に求められる機能も空間も異なっている。
今回は、ある6人家族を想定し、それぞれが違った時間で違ったシチュエーションで
食事ができるような空間を考えた。
生活の中で食べるということを表したかったので、1日の生活を円と考え、
それをモチーフとして弧を描くプランを作った。

古谷:ヨーロッパのある階級の家では実際に、朝食をとる部屋と夕食をとる部屋が
別々に設けられていることがある。
単純に3分割せず、パッと食べる事のできる空間からゆっくり食べる事のできる空間まで、
グラデーションのある空間を提案できたら良かった。
萩原:現実にこれを住宅にしようと思えるくらい良い示唆を含んだ案だと思う。
この円弧の描き方や屋根の傾斜は時間に応じた太陽の光の取り込み方に応じているのかなと思った。
強く刺激的な朝日は拡散光として防ぎ、
あたたかい夕日はたくさん取り入れくつろげる空間を演出すると言った具合に。
古谷:時間感覚というのは方向感覚と密接に関係している。
時間をデザインに取り込むことは方向をデザインに取り込むこと。
例えば沖縄のリゾートホテルはほとんど全て西海岸にある。
それはやはり萩原先生が言うように夕日を空間に取り込みたいから。
そういうものを突っ込んで考えられるともっと良かった。
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# by enshu07 | 2007-07-11 18:27 | 第4課題
田辺綾花 ○○○

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カラマツ林の、細長い棒状の木が均一に並んでいるという空間に興味を持ち、この場所に食空間を作ろうと思った。カラマツが均等に並んでいるのは、カラマツ林が人の手によって植林され、間引きが行われた人工の林だからである。
カラマツは通常4〜4.5m間隔で配置されるのだが、それ未満の間隔でカラマツが育ってしまう事がままある。その部分の間引きを行う際に、根から抜いてしまうのでなく、切り株として残す事で、それを椅子や机の足として利用できるようにし、木々の中の食空間を作り出した。さらに、机の天板をガラスにすることで、足として使われている切り株が見えるようにし、まるでカラマツ林を俯瞰しているかのような感覚を作り出した。

古谷:森を育成するメカニズム、間伐というシステムを生かしてストーリーを組み上げていて、面白いと思う。木々の中に突然ガラスのテーブルが現れるというのは一見異質だが、このストーリーを聞くとこのガラスもありだと思う。
しかし、それでもこの形状がどこかで見た事がある形だと言うのは否めない。それだけでどこか興味をそがれてしまう。ストーリーの中にあった、密度を減らしていく中で現れた形というものを暗示する形が他にあったのではないか。
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# by enshu07 | 2007-07-11 18:25 | 第4課題
安藤広海 ○○○
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自分の家では、ダイニングで食事をとらず、家族の生活が行われる場所(=リビング)で食事をとってきた。
そうした経験をふまえ、住み手の雰囲気が食空間にあらわれるような装置を考えた。
この住宅にはテーブルや椅子がくっついている壁があり、それが動いて外部に空間が移動していく事で、
リビングは開放的な食空間となる。扇形に開かれた壁に囲まれた空間は、外部の人をひきこんだり、
もてなしたりできる豊かなオープンスペースとなっている。

古谷・萩原:壁が動く模型だと気づかなかった。
藤井:重要なところなのだから、そういうものを分かりやすく示しておいてくれると良かった。
古谷:これはこんな大掛かりな可動式の壁を作る必要があったのだろうか。
例えばこの壁が引き戸みたいになっていたとして、その壁にそってテーブルや椅子が置かれているとする。
その壁がサッと引き抜かれた瞬間に、壁に寄り添っていたテーブルや椅子は外部空間の中のアイランドになり、
位置は変わっていないのに、食空間へと変容する。
これで同じ機能を得る事ができるし、現実的な提案になったのではないかな。
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# by enshu07 | 2007-07-11 18:24 | 第4課題
朴ウンジョン ○○○
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食空間について、誰かと食べる空間というのは誰かと話す空間であると思った。
私の母親はとても忙しい人で、朝は立ったままご飯を食べて短時間で食事を済ませ、すぐ出かけていた。
家族は皆、仕事をしていて朝は忙しいので、それぞれの朝のアクティビティに合わせて、
すぐ荷物を持って出かけられるようにテーブルの高さを設定した。
鏡張りになっているのは、食事をしおえたらすぐその場で身だしなみを整え、出発できるようにしたため。

平本:いつもきれいな模型で良いと思う。
しかし造形は面白いが、この家具のそれぞれの高さの場所を使用する人が
ひとりに決められてしまっているのが良くないと思う。
例えばこの高さの違う家具の回りを一周しながらいくつかの行動を行うと、朝の準備が完了する、
といったような考え方をしてみてはどうか。そちらの方が展開できる可能性があると思う。
萩原:鏡についての説明が、単に身だしなみを整えられるというだけというのはどうか。
このL字型の鏡の作用によって、お互いの顔の違った側面が見える。
朝忙しく出かけていく母親や父親を見送る子供の気持ちは少なからず寂しいものではないかな。
そうした日常の中で置き去りにされてしまった感覚、3人の関係、人格が鏡の中で一瞬、呼応する…。
そういう感覚を感じた。この辺りをもっと説明してくれると良かった。
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# by enshu07 | 2007-07-11 18:21 | 第4課題
イ ユンホ ○○△
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c0116644_18364463.jpgc0116644_18363155.jpg

住宅に細長いリニアなテーブルを挿入し、すべての部屋がキッチンと何らかの関係をもっている住宅を作った。例えば風呂場の前まで伸びたテーブルにはワインやおつまみが置かれ、風呂に入りながらそれらを楽しむ事ができる。玄関の前のテーブルには忙しい朝の為の朝ご飯が置かれ、食べてすぐ家を出る事ができる。ひとつのテーブルで住宅をつらぬくことによって、それを介して、家族というものも考えられるようになればという願いもこめた。

平本:食べる空間が家をつらぬいている。何をするときでも食べているというのは面白い。
藤井:リニアなテーブルが家をつらぬいていくというイメージは良いが、このまっすぐな形状はこれで良かったのだろうか。幅が狭い所と広い所があったり、どこかで曲がっていたりしてみても良かったのでは。
萩原:他の人の講評で出た、時間と食空間のデザインという話にもつなげられる提案だと思う。
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# by enshu07 | 2007-07-11 17:32 | 第4課題
金光 宏泰 ○○△
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自分の体験の中で、どこで何を食べたのが一番楽しかったかを考えると、
それは岡山県にある祖父の家の畑で、畑の作物を収穫してその場で食べた事だと思った。
その体験のように、畑の作物をその場でとって一番新鮮な状態で食べるという食体験は非常に豊かな体験だと思う。
今回は、そうした体験ができる食空間として、田舎の畑がそのまま盛り上がって食べる場所ができるような、
畑と一体化した空間を作った。

藤井:イメージは分かるが具体性がない。例えばこの上段にあがる階段がないがどうやってあがるのか。
もっと踏み込んで提案したら良いと思う。
萩原:立地をちゃんと考えてみたらどうか。
古谷:人間は野生の動物ではないから、芝生の上で一枚のピクニックシートをひいて食事をするように、
絶対に何らかの空間を求めてしまう。
畑でそのまま座って食べるというのでなく、
畑の絨毯の上に自分が載っているというような感覚をつきつめてデザインしてみたら。
例えばジャン・ヌーヴェルのサンジェームスホテルは、ベッドの高さと窓の高さ、
周辺のブドウ畑の関係が緻密に調整されていて、
本当にブドウ畑の上スレスレのところに寝ているような感覚を覚える。
これはまさに回りの環境の中で自分が際立って作った場所、まさに「場所」といえるものだと思う。
さらに思い出したので付け加えておくと、
かつてのくまもとアートコンペの塚本+貝島の案で参考になるものがある。
このコンペは、新しい無人野菜販売所を提案しろというものだったが、
彼らの案は2mキューブの土のかたまりを作り、そこに水平に大根などの野菜が突き刺さっているというものだった。
お客さんはそこから野菜を引っこ抜いて購入する。
これは収穫を疑似体験させるものだが、収穫という「モーション」をデザインしたとも言える。
そういうことをいろいろと考えてみるとこの案はもっと良くなったと思う。
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# by enshu07 | 2007-07-11 17:31 | 第4課題
井ノ上 真太郎 ○○△

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カップ麺は早い、安い、うまいが揃った現代を象徴するような食品だが、それをもっと楽しく食べる空間ができないかと考え、たくさんのくぼみがある長いテーブルを作った。長いテーブルの中から食べる場所を選ぶ楽しみ、様々な大きさや形をもつくぼみの中から自分のカップ麺にあうくぼみを探す楽しみを与えられる事で、カップ麺は今よりさらに楽しく食べられるのではないかと思った。

古谷:カップ麺にこれだけ大層なテーブルがいるのだろうか。
これを見たとき、てっきり巨大な食器がそのままテーブルになっているというストーリーなのかと思った。そちらのほうが面白かったのではないか。この場合に置ける探す楽しみというのは、実際には不便なだけのもののような気がする。
ちなみに食器は空間の一部。
例えば日本には古来スプーンというものがなく、さじというものは薬を飲む為に使うもので、食事用のスプーンが使われだしたのは現代になってからだった。西洋では熱いスープをスプーン上で冷ましてから飲むが、スプーンのない日本はお椀から直接すすらなければならなかったため、音を立てて空気を一緒に取り込むことで、スープを冷ますという動作が生まれた。ひとつの食器が変わるだけで人間の動作はずいぶん変わる。食器が変わることで動作が変わり、それらがゆるやかに関連しながら空間というものを変えていく。そういうことを考えてみると面白かったと思う。
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# by enshu07 | 2007-07-11 17:30 | 第4課題
中村 彩乃 ○○△
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人は、花見をしている時、木の根元を座る場とし、木と木の間を導線としている。
今回は、それを逆転し、木と木の間に座る場を設け、木の根元を導線、空地とした。
こうすることで人は自然と木に対面して座るようになり、
花を見ながら食事ができるようになる。
また、対面に座る人との視線が交差し、自然とコミュニケーションを誘発するようにした。

古谷:これは木の根元の空地のほうが導線となっているとの事だが、
このプレゼンシートのダイアグラムではそれが表現されていない。
肝心な所なのだからちゃんと表現しなくてはいけない。
またそういう作業は新しい形を探る要素にもなりうる。
繰り返し言っているが、この家具の形状もどこかで見たことがある。
例えばこの重ねられた丸で示されたダイアグラムに、
木と木の距離関係を示すボロノイ図のような、直線的な多角形を重ねてみて、
二つが重なった部分だけを立体化しテーブルにするといったような試みをしてみるだけでも、
新しい形状が生まれたと思う。
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# by enshu07 | 2007-07-11 17:29 | 第4課題
第4課題 出題
■2007年度 設計演習D 第4課題
出題:古谷誠章


第4課題 「A place to eat」(トム・ヘネガンの課題より)



生物としてのわれわれは休まず呼吸し、毎日ものを食べ続けることで、身体の崩壊を免れている。だが生命の維持に必要な栄養素の摂取のためだけならば、船内のどこでもとれる宇宙食のように、食事のための専用の空間は必ずしも必要としない。しかしながらわれわれは精神的な人間としてもものを食べ、かつその空間を自分以外のだれかと共有することに価値を見いだしてもいる。まずは食事の形態や人の集まる様子にフォーカスを当てて、各自の考える最良の食事のための空間をデザインする。大きさや立地、人数などの構成は自由であるが、各人の想定する与条件については必要な情報を表現すること。

なお想定する食事の風景のスケッチ(手描き)を必ず付けること。



提出物:模型(縮尺1/30)、およびスケッチ。コンセプト・ドローイング、解説文。
    用紙自由。


提出日:6月20日(水) 午後1時(時間厳守、ただちに1次評価)
講評会:6月20日(水) 午後3時(講評終了後最終評価、作品返却)
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# by enshu07 | 2007-07-01 22:49 | 第4課題
川端美絵/たこ足配線を見直す ○○○○

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たこ足配線。従来のものは大きなプラグがあるととなりの穴が使えなかったりして嫌。インテリア的にも考えて、よくある白などでは面白くないのでこのようなものをデザインした。この赤いラインのところならどこでもささる。

平本:どこでもささるのは思いつきそうでないと思う。
藤井:穴に対して一対一じゃなく、どこでもささるというところがよいし、デザインとしても提案してくれているからよいのではないか。
古谷:もっと重くしておいてもらいたかった。重いかと思ったらつかんでみたら軽かった。
たこ足配線はひっくり返ったりもしてぐちゃぐちゃしてしまうところがある。重くすることでそういうことがなくなって安全になるかもしれないし、実用性のあるアイデアである。デザインとは何かということを考えると、これはたこ足配線も見られるものになる可能性を持っているということを示したと言えると思う。
萩原:このたこ足配線のコンセントのデザインはどうなっているのかも考える必要がある。それがまだない。
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# by enshu07 | 2007-07-01 21:50 | 第3課題
調整中
コメントありがとうございます。
現在、この作品については調整中です。
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# by enshu07 | 2007-07-01 21:45 | 第3課題
高橋由貴 ○○○

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ペットボトル。鞄に入れるとかさばるので、ノート型のペットボトルをつくった。これで、ちょうど500mlの容量である。淵に商品名が書いてあって、本棚に本を入れるように陳列棚にこのペットボトルを並べて売ることが出来る。

平本:既製品は確かに鞄の中に入れるのには困る。少し飲む時恥ずかしいかもしれない。でもみんながこれで飲むようになれば問題ないか。
冷たいままこれを鞄の中に入れちゃうと水滴で大変なことになるような気もする。
萩原:何か保温も出来るケースをつくってしまえばいい。
古谷:パソコンケースが応用できるかもしれない(笑)。
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# by enshu07 | 2007-07-01 21:40 | 第3課題
山本航一 / Cthello ○○○
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山本航一 ○○○
オセロ。オセロの駒をキューブでつくり、6種類の色を使えるようにした。
台を動かしたりぶつけてしまうと駒が散らばってできなくなってしまうのも防げる。
もともと、オセロは日本人がつくったものでならば和風でいいのではないかと思って
こういう柄にした。

平本:升目はなくても良かったのでは?
山本:キューブが取りづらくなってしまうので少し隙間を空けた。
古谷:升の深さはここまでなくても良いのでは?
山本:上以外の柄がたくさんみえてしまうのが良くないと思った。
平本:キューブのエッジを全部面取りすれば取りやすいのかもしれない。
何かキューブって言う形を生かせれば良かった。
古谷:僕も昔子供の頃オセロの駒をつくったことがある。
そのときこのぐらいの厚さにつくってしまったのだが、えらくひっくり返しづらく、
既製品はよく出来ているという印象を受けたことがある。やはり使いづらそうではある。
それ以上に面白いのはオセロが白と黒だけではなくなったというところ。
それによって圧倒的に面白くなった。
最大5人でできるが実際やってみたか?
(6面中「何も置いてない」を示す1面が必要だから最大5人)ゲームとして成立したか?
山本:一人でシミュレーションはしてみた。できないことはない。もっとルールが必要になる。
古谷:奇数人でははじめの置き方に不公平がでたりするはず。
キューブという6面だからこそ適正な升目の数があるはず。
ゲームとしてきちんと成立すると本当に面白くなる。
萩原:何かタイリングみたいにも見える。
お風呂にあったら面白いのでは(笑)。
藤井:対戦途中で駒が動かないというところも結構いい(笑)。
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# by enshu07 | 2007-07-01 21:39 | 第3課題
西野安香 ○○○
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ゴミというマイナスイメージを消したかった。立って見た時、ゴミがないようにみえる。インテリアとしても綺麗なものに見えるのではないか。

古谷:前回のエスキスで違う方向はないか考えてみたがこれをつくってきてなかなか頑固(笑)
この執念はすごい。このレンズはどうしたのか?
西野:自分でつくった。平たいアクリルと凹んでいるアクリルの間に水が入っている。
古谷:もっと下もパシッとつくってあったほうがよかった。
藤井:実際にゴミをいれてみておけばよかったのでは?
西野:実際にいれてみるとすごい深い底の方にゴミがあるようには見える。常に底が見えるようにしたかった。今はレンズの下に黒い紙を貼っている。
萩原:下のところのズレはなんでこのようになっているのか?
西野:本当は回転するようにつくりたかった。このズレを動かそうとすることで動かない部分までゴミが入っているとわかるようになっている。
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# by enshu07 | 2007-07-01 21:35 | 第3課題
パク・ウンジョン ○○○
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普通の枕は面だが、面を点にすることが目的。点にすることで髪型がくずれにくくなる。

古谷:中間エスキスより寝やすそうにはなったけど、髪型はくずれそう。
萩原:同じ材料の繰り返しでできていて、見た目的には綺麗になった。枕の形をセミオーダーできそう。
古谷:多少髪型崩れが防ぐ効果がある枕という風にはいえるかもしれない。
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# by enshu07 | 2007-07-01 21:28 | 第3課題
加藤敦士 ○○○
たばこのパッケージ。ケータイ灰皿を持ち歩くという行為はけっこう面倒くさかったりしてケータイ灰皿を忘れてしまう。だったら、たばこを買ったときについていたらいいかなと思った。パッケージが灰皿になればいいのではないか。
一本一本小さい灰皿でくるむ。

平本:チューインガムの発想。ありそうでなかった。あり得ると思う。
古谷:大いにあり得ると思う。問題はコストか。葉巻は一本一本つつんでたりするが。
あと、この小さい袋では灰を落としづらそう。
平本:これからタバコは高くなるだろうから一本一本つつむということもあるのではないか。
古谷:なるほど、それはありそう。たばこが大事になるから一箱買ってそれを少しずつ吸うとなると一本一本くるんで劣化を防ぐというようなことになるかもしれない。
藤井:私は吸わないからよくわからなかったのだが、高くなるからちょっとずつ吸っては袋に戻すのかなと思った(笑)。
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# by enshu07 | 2007-07-01 21:26 | 第3課題
岩瀬基彦 ○○○
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ホッカイロ。割ることが出来る。利点は二つで、一つはいろんな大きさに出来ることで、もう一つは人にあげることが出来る。軽く割ることによってまず、空気を入れてホッカイロを暖める。さらに金属疲労のような方法で何回も折ることで完全に割る。砂の色を変えて春らしい色や夏らしい色ということも出来ないかと思った。

古谷:端っこを割ったとして逆の端の割れてないところはまだ発熱してない?
岩瀬:はい、発熱しない。
平本:結構新しいのではないか。大きいので割って使える。ランダムに割れる線を入れていたりしてそれなりにデザインしてきた。色に関しては銅をいれて緑とかそういうことはあるのかもしれない。空気の入り方はこれでは厳しいと思う。色が違うと温度が違うということにしたら面白いかな。
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# by enshu07 | 2007-07-01 21:25 | 第3課題