中間提出
萩原先生のレクチャー後、エスキス。

■緑グループ

古谷:
都市の空隙を敷地にするのは禁止にしたけれど、空という地形を切り取る装置を作るなら山でやろうが都市でやろうが一緒だというならありかもしれない。
昔同じような課題でビルの給水タンクのなかを敷地にした人がいてその人は本当に給水タンクの中で3週間に住んだって言う人がいた。
どうせ都市の空隙でやるならそのぐらいやってみてくれないとだめかもしれない(笑)
ビルとビルの隙間みたいなところではあまり発展が望めないように思える。
森の中とか草原の中とか突然できるボイドというのは可能性があるかもしれない。

ブリュノ・アルベール、KNSM集合住宅、93年
アルベルト・ジャコメッティ「林間の空地」

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藤井:
例えばフジツボをモチーフにデザインを考えようとするときになぜフジツボなのか、フジツボはどうして斜面にはりついていて、それはどういう利点があるのかなど、フジツボというものを読み込んでみてその読み込んだ要素をデザインに落とし込んだものが見たいと思う。

古谷:
ビラなのだから基本的には都会のいつもとちがう何を手に入れるのかを考えると話が組み立つのではないか。

ヤギがいる風景というテーマだけで十分デザインは成り立つと思う。
ヤギがいるということはどういうことなのかを掘り下げてみるべき。


■水グループ

萩原:
沈みたい願望があって海の中に実際に沈んで住んでみる案とかがあるがそれは実際は大変である。ではどうやってその沈んでみる体験ができるかというのをデザインで解決することを考えるといいのではないか。

古谷:
その海に沈んでみたいという願望はいったいなんなのかを考えてその願望の根本を満たす要素というものを発見できるとそれを解決できるかもしれない。

芦ノ湖沿岸の道路や建物の上にいるとき、その湖の対岸にはすばらしい自然がみえる。けれど実際にその自然に行ってみると見えてくるものはさっきそこに立っていた場所の建物群が見えるだけで景観が逆に悪くなる。そういう矛盾を抱えている。その矛盾を何か解決する方法はないか。

軸線というのは方位に対する道筋のような役割があり、都市部でより広大な自然の中での方がよりその効果があり重要である。

宮島で軸線上に新興宗教建物がある。日本は軸線に対する意識が希薄。

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萩原:
ヨーロッパではポートハウスというものがあり水上に浮かべる案は現実味をだすことができる。

古谷:
浮かべる案はその浮かべるもの自体のデザインを考えることももちろん必要だがその浮かべたものが寄港する場所のデザインも必要。

なにか単体の浮かんでいるものがそれ自体で成立していてあるときはその単体がたくさん集合することで違う利点が得られるようなものもできそう。
海市、スイミーのような。

川と畑の間に位置する森で、時間の概念をもたない主人公がそれを獲得することができるvillaをつくるという案は発想の仕方として面白い。潮の満ち引きを利用する案の人にも言えるが環境の変化のリズムを複数取り入れて発想してみるといいかもしれない。例えば一日単位の潮の満ち引きのリズムと大しけの時だけ効果が現れるというような一ヶ月単位の満ち引きのリズムというような。



■都市グループ

古谷:
今回のテーマは「地形を発見する」なのに地形をみつけるという行為をした人が少ないように思える。みな頭の中で考ええるような地形でとまっている感がある。Google earthで探すという手法が現在ではできてしまって、それもいいが、それはスケールが大きいためにとても図式的になってしまう。実際に歩いてみて発見するという行為を皆にやってみてほしい。
そうするとその敷地のイレギュラーな条件などをみつけることができて説得力のある案になるのではないか。

Google earthで探した地形であるがある団地の建物の高さが一様であることを発見してその団地を地形とみなして団地の屋上を敷地に選んだ案はまずその発見したということが普通は思いつかないようなアイデアで面白い。
ただ屋上のリノベーションにならないようにさらに発展させる為にこの団地の成り立ちをリサーチしたりして、その建物の高さが何を意味してどういう利点があるのかなどを発見できるとデザインのきっかけになるだろう。

Villaに農業の要素を組み込むというのは可能性があると思う。
修学院離宮のように耕す人を雇うということもあるのではないか。

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by enshu07 | 2007-05-10 17:00 | 第2課題
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